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「嫌われる勇気」自分を事実上コントロールしてきた価値観を根本から揺さぶる本 感想まとめ

 

 

 

 

 

「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない――
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る〝勇気〟の対話篇】

世界的にはフロイトユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー
「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、
対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、
現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。

本書では平易かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、
哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていきます。
著者は日本におけるアドラー心理学の第一人者(日本アドラー心理学会顧問)で、アドラー著作も多数翻訳している岸見一郎氏と、
臨場感あふれるインタビュー原稿を得意とするライターの古賀史健氏。
対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典」です。

 

 

 

Amazonレビュー総数 1533件  5つ星のうち 4.3

 

 

これほどまでに高評価なのはどうしてなのか?

Amazonレビューで「参考になった」と多くの人が認めたレビュー、感想を紹介します

 

 

 

自分を事実上コントロールしてきた価値観を根本から揺さぶる本

 

 

 

 

「私は、過去にまったくの畑違いの職場に異動となり、これまで築いたキャリアもご破産、周囲の目も厳しく、応援も得られず孤立したので、やがて心身ともに悲鳴を上げ、2回の休職を繰り返してしまいました。それは辛い日々でした。」

そんな私に、これは衝撃の一冊となりました。
さっきの「 」の文章は、本書を読めば、このように書き直さなくてはなりません。

「私は、新しい職場で『役立たず』と人から評価され傷つくことを過度に恐れ、それを回避するため休みました。心身ともに悲鳴を上げたのは、それにより休むことができるからです。辛いですが、休めば傷つかなくて済みます。そして、休むという目的のため、『畑違いの職場への異動』『キャリアがご破産』『周囲の目が厳しい』『応援も得られず孤立』という一連の理由を、後から後から探しました。」

これは衝撃ですよ。衝撃と言わずして何という。

筆者もいうように、この考え方は劇薬です。最初は厳しいです。
でも、読んでいくうちに、「こう考えないと、私自身が行き詰まってしまうなあ」と思うようになりました、

今後、心身ともに悲鳴をあげないためには、どうしたらよいのか。
本書では、克服の部分まで力強く提示してくれます。夢中になって読みました。
 
 
3,411人のお客様がこれが役に立ったと考えています

 

 

 

私は本書を読み終えた後、すぐに行動を起こしました。
会社の溜まったスプレー缶を潰し、汚れたタオルと軍手を洗濯し、トイレ掃除を行いました。
ここでレビューしようと思ったのも、本書を読んだ影響だとはっきり述べることが出来ます。

本書はアドラーという人物が述べた心理学です。
人が生きること、自由、幸福、人生観が主な内容です。

私はタイトルだけで心奪われ、内容も詳しく見ずに購入致しました。
「嫌われる勇気」・・・タイトルだけで内容を推測するならば、
「自由に生きたいのなら、他人に嫌われようが関係ない!突っ走れ!」
といった内容なのかと思いました。

しかし読み終えた後は、こう言い換えることが出来ます。
「他人に好かれようが嫌われようが、それは他人が決めることである。自分自身が選ぶライフスタイルに勇気を持て。」
嫌われることそのものに勇気を持つのではありません。自分自身が選ぶ自身のあり方に勇気を持つ。という意味に今は思えます。

本書は一読しただけで、内容を完璧に把握し、自分の物にすることは困難だと思います。
内容でも述べられています。
「歩んできた人生の半分の時間を使わなければ、アドラーの心理学は自分のものにはならない。」
「えぇ〜・・・そんなに難しいの?」「自分の物にすぐならないんじゃあ、読むのためらうなぁ。」
と、レビューをごらんのあなたをガッカリさせたい訳ではありません。
私は確かに最初に述べたことをすぐさま実行でき、行動そのものが変わりました。
本書はとてつもない劇薬です。(※私は宗教関係の者ではありません。一般の土木関係のサラリーマンです。)

とても印象に残っているフレーズがあります。
「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ますことが出来ない。」
解釈すれば、
「馬に水を飲ますために、水辺に連れていくことは出来る。」
「馬が水を飲むかどうかは、馬自身が決めること。他人の私たちが決めることではない。」
という意味になります。

人間で言い換えるなら、
「相手に何かを行動してもらうために、私自身が行動の決定権を握ってはいけない。」
「相手が行動する何かを決定するのは相手自身である。」
「私自身は行動してもらうために支援ができるだけである。」
と解釈出来るでしょうか。詳しくは本書をごらん下さい。

本書は自分の意識を変化させる劇薬で大変おすすめです。
最後までレビューを拝見して頂き、ありがとうございました。

【追記 2015年1月16日】

新たに2冊目を購入し、現在も愛読し続けています。
読む間を空けると内容が頭から抜け出てしまいます。
「歩んできた人生の半分の時間を使わなければ、アドラーの心理学は自分のものにはならない。」
という本書の一文は、「やはりそうなんだなぁ。」実感してしまいます。

本書は理解するのに難しい内容です。

目的論、トラウマの否定、承認意欲の否定、傾向性、課題の分離、人生のタスク
他者貢献、劣等性・優越性コンプレックス、ライフスタイル、共同体感覚、縦・横の関係

ざっくりあげてしまうと、こういったワードたちについて述べられているのが本書です。
 
 
 2,597人のお客様がこれが役に立ったと考えています

 

 

 

 

トリッキーな題名なので、人々の目に留まっている面もある。「嫌われる勇気」とは、嫌われてでも好き放題やって構わないということではなく、自分の生を生きるためにはたとえ嫌われてでも選択しなければならないことがあるという意味と解した。

一読した段階だが、内容がこれまでの価値観を揺さぶるものであり、深みも帯びているので、再読してこそさらに価値が上がる貴重な本であると感じている。

処世術やスキルに突っ込んでいく以前の、自分の身の処し方、スタンス、基本となる価値観を深く内省させる本なので、本書により人生観や人生そのものが一変するということが十分にあり得る。

自分自身はビジネスパーソンなので、職場では出来るだけ嫌われないに越したことはない。しかしながら、自分のスタンスを常に確認しつつ丁寧に生きるということはとても重要な視点であり、上司の指示に従うということに対しては徹底的に奉仕しつつも、いかに自分の理想も妥協しない形をとれるのかという緊張感の中に身を処していこうと強く再認識した次第である。

参考になった箇所は多数あり、マーカーだらけになった。その一部は以下の通り。
→われわれは過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している。
 人生とは誰かに与えられるものではなく、自ら選択するものであり、自分がどう生きるかを選ぶのは自分なのです。

→答えとは、誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくべきもの
 他者から与えられた答えはしょせん対症療法

アドラーの目的論
 これまでの人生に何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについて何の影響もない

→権威の力を借りて自らを大きく見せている人は、結局他者の価値観に生き、他者の人生を生きている
 もしも自慢する人がいるとすれば、それは劣等感を感じているからにすぎない
 もし本当に自信を持っていたら、自慢などしません

→誰かと競争するためではない。
 今の自分よりも前に進もうとすることにこそ、価値がある

→相手はただあなたを非難し、挑発し、権力争いを通じて、気に食わないあなたを屈服させたい
 あながた怒ってしまえば、相手の思惑通り、関係は権力争いに突入します
 いかなる挑発にも乗ってはいけません

→仕事の対人関係はもっともハードルが低い
 仕事の対人関係は、成果というわかりやすい共通の目標があるので、少しくらい気が合わなくても協力できるし、協力せざるを得ない
 「仕事」の一点によって結ばれている関係
 就業時間が終わったり転職したりすれば、他人の関係に戻れます

→愛のタスクが最も難しい
 人は「この人と一緒にいると、とても自由に振る舞える」と思えたとき、愛を実感することができます。
 劣等感を抱くでもなく、優越性を誇示する必要にも駆られず、平穏な、極めて自然な状態でいられる。
 本当の愛とは、そういうことです。

→最も大切なのは、子どもが窮地に陥ったとき、素直に親に相談しようと思えるか、普段からそれだけの信頼関係を築けているか、になります
 困った時にはいつでも援助する用意がある、というメッセージを送っておく
 たとえ相手が自分の期待通りに動いてくれなかったとしてもなお、信じることができるか、愛することができるか、

→自らの生について、あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」、それだけです
 その選択について他者がどのような評価を下すのか、これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です

→会社の対人関係に悩んでいる人
 上司がどれだけ理不尽な怒りをぶつけてこようと、それは「わたし」の課題ではない
 理不尽なる感情は、上司自身が始末するべき課題である
 すり寄る必要もないし、自分を曲げてまで頭を下げる必要はない
 私の為すべきことは、自らの人生に嘘をつくことなく、自らの課題に立ち向かうことなのだ

→「これは誰の課題なのか?」を考えましょう
 課題の分離をしましょう
 どこまでが自分の課題で、どこからが他者の課題なのか、冷静に線引きをする
 他者の課題には介入せず、自分の課題には誰一人として介入させない

→たしかに嫌われることは苦しい
 でも、すべての人から嫌われないように立ち回る生き方は、不可能なことです
 他者の評価を気に掛けず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わない限り、自分の生き方を貫くことはできない
 わざわざ嫌われるような生き方をしろとか、悪行を働けといっているのではありません
 そこは誤解しないでください
 あなたのことをよく思わない人がいても、それはあなたの課題ではない
 嫌われる可能性を怖れることなく、前に進んでいく
 
 
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2年ほど前に一回読み、今読み返しています。

私も「承認欲求」や「自分は特別」といった価値観に捕らわれていた一人。実際、適応障害という病名で10年程前に休職しています。

「何で私ばっかり」「こんなに頑張ってるのに認めてもらえない」などなど、典型的なダメパターンを実践していて、まさに哲人と話す青年のようでした。

そして今、読み返してみると、青年の言動には違和感を感じるし、哲人の話にも当たり前じゃない?なんて思えるようになっていました。アドラーの生き方を実践するには、それまで生きてきた年数の半分はかかるそうですが、多少は自分のモノに出来てきているのかもしれません。

ただ、気を付けたいことは、「私は病気だから○○できない」のではなく、「○○したくないから病気を生み出している」という理論。私が経験したような、気持ちの有り様で何とかなる「うつ状態」を説明することは出来ますが、実際に脳の中でセロトニンが減少し、科学的にも病気と診断されるような「うつ病」は説明することは出来ないと思います。
そういう病気の方が、本書を読んで、ますます自分を追い詰めるようなことにならないかと不安を感じます。

私にとっては良書でした。
「幸福とは貢献感である」。だったら、今の私も十分幸福です。
特別でない普通な自分を認めることも出来るようになってきました。
承認欲求に苦しめられることも減っています。

そういえば、尊敬する上司達は、承認欲求なんて持っていなそうでした。皆に働きかけて何のレスポンスが無くても、正しいことをし続けていたように思います。貢献感を感じていたのかもしれません。

また、私は今子育て中ですが、子供には初めからアドラーを実践して欲しいものです。今読み返して良かったな、と思います。
 
 
 
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人は皆、幸せになりたいと願うものであると思う。

では幸せとは何か?辞書をひくと不平不満のない状態とあるが不平不満があっても幸せを感じることは可能だと思う。私が思う幸せとは、この本に書かれている他者貢献ではなく、心身の健康が保たれている状態である。

幸せとは心身が健康である状態。お金や人間関係はそれを支えるもの。

私は決して裕福ではない。他者をみて嫉妬することもある。しかし他者と比較すればきりがない。なので過去の自分と比較する。

私は友人が少ない。ただ出会う全ての人に愛される必要もなければ愛する必要もない。一緒にいて楽しく信頼できる人間が2、3人いれば充分と思う。

私は幸せ。しかし、それなりに不平不満を持ち、激しい怒りで眠れぬ夜を過ごすこともある。

そんな私にとって本書は自分が信じる幸せの定義を再確認して更なる精神の安定を促してくれるもの。もちろん、アドラーの教えと私の信条が完全に一致しているわけではない。私からするとアドラーは大げさであり理想的すぎる。

アドラーに忠実に生きるとすれば様々な障害に悩まされることになる。下手に他者を信頼すれば騙されることもあるだろうし上手く利用されることもあるだろう。悪い人にカモられそうだ。

だからアドラーの都合のいい部分を拝借して利用すれば良いと思う。

課題の分離。たとえば近所の人に「おはよう」の挨拶をして無視されて不愉快になるとする。アドラーでは、自分が挨拶するまでが自分の課題であり、その挨拶を返すかどうかは相手の課題なのだから気にするなという。すばらしい。

井戸水は常に18度。井戸水を夏に飲めば冷たく感じて冬に飲めば温かく感じる。誰かに何を言われても、その言葉を冷たく感じるも温かく感じるも自分の心の状態次第である。すばらしい。

トラウマの否定。私は幼いころ父親に厳しくされたから父親と同世代の男性に対して多少の恐怖感を持つ。刃物で指を切ったことがあるから刃物に恐怖を感じる。火傷したことがあるから火を恐れる。トラウマはある。

ただし、人生に過去も未来も存在せず、あるのは「いまここ」刹那の連続であるという教えは共感できる。トラウマはあるのだが、それを根拠に起きてもいない悪い未来を想像することは無意味である。人は様々な経験を積み学習して賢くなる。年配の男性との付き合い方や刃物や火の扱い方が下手になることはない。

全ては道具なんだと思う。モノも他者も自分の心身も道具である。上手な使い方を覚えれば良いだけ。「嫌われる勇気」を読み役に立ちそうな部分を利用して使いこなせるのなら価値がある。否、人として生きるためにどのようなモノからでも肥やしにしてやろうという意欲が大切なんだと思う。

そんな風に思える自分はやはり幸せなんだろう。心身ともに病んでいる状態の人が読むべき本は他にあると思う。私自身、この世の全てを呪い続け、迷い続けた日々がある。そんな状態の人の心に届く本などないのかもしれないが、本書は確かに劇薬であり読み手を選ぶと思う。
 
 
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青年と哲学者との問答形式で進められており、非常に読みやすい。
想像以上に問答の内容が奥深い。とはいえ、
一冊、千円かそこらの本に過度の期待は禁物である。

(カウンセリングの相場は30分、五千円前後と比較しても)

たった一度、読んだだけで人生が劇的に変わるものではないと断言できる。
そのうえで、この本を以下の方々におススメしたい。

・今まで、自分探しを長年続けてきて、未だに見つからない方

・カウンセリングを長年続けてきて、人生が好転しない方

・高額なセミナーや教材に自己投資し続けているが、現状が変わらない方

・過去のトラウマからの脱却が出来ず、自己のマイナスイメージが払拭出来ない方

・自分との約束を破り続けている方

・条件反射的に感情的になり(特に怒り)、その後、後悔し、疲労感に襲われる方

・特定の信仰をもち、宗教団体に参加しているが、心底、幸福感を得ていない方。

などなど

ただし、気をつけなければいけないのは、「直後」の方である。
何事も例外はある。盲目的に信じるのは危険だ。

様々な事件や、事故、天災の「直後」にこの本を読んでも、より落ち込むだけと思われる。特に天変地異。こればかりは本人が好き好んで選ぶはずがない。

諸々の事情で他者に依存することが止むを得ない状況の人もいるはずだ。
アドラーが言うところの、究極は自己選択であり、希望も絶望も、自身の決定によるは
「そろそろ、立ち上がってもよいのではないか?」というタイミングでこの本と出逢うことが
望ましく、またそのタイミングも人それぞれと思われる。

タイトルに惑わされずに、この本を読めば、自分自身への影響は
他者ではなく、まぎれもなく自分自身の選択の結果であり、
自立することが人生においてもっとも大切なことであることに気づけるはずである。

(真に自立している人間にとって、他者の評価は

どこ吹く風〜、全く気にならない。文字通り、無敵である。)
また逆説的であるが、他者に依存し、機嫌を取り、迎合している人間は
嫌われる傾向にあるが、自立していて、歯にきぬを着せず、言いたいことを言う人間は
どこか魅力的でもある。

幸せとは案外、一番身近な足元にあることを再確認できる一冊である。

※ 読んで頂くと実感して頂けると思うが、
あくまで自分に当てはめることが大切で、
このアドラー理論、もしくは心理学を友人、知人に使用すると

  人間関係を損ねることもあるかもしれない。
辛く、悲しんでいる人に対して、「それはあなたが選んだことだ。
これからは選択次第でどうにでもなる!」このような言葉が
  心に届くときもあれば、単に傷つけて終わることもある。
  また、一般のカウンセリングでは、利用者本位であるので、
  このような展開にはまずならない。

  アドラーが異端と誤解されやすい理由の一つかも・・・。
  良い意味でも悪い意味でもショック療法的な一冊である。 
 
 
 
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対談形式という手法で、難しい言葉もほとんど出てこないし、
わかりやすい比喩表現も豊富でとても読みやすい本でした。

色々な自己啓発本をそれなりに読んで来ましたが、読み終えると
「その勇気がないから困っているんじゃないか」
という気持ちになり、最後の最後に突き放されるような感覚になる本が多かったのですが、
この本に出てくる青年が同じような言葉を哲人に投げかけてくれていて、
とても感情移入して読むことができました。

「人生は他者との競争ではない」
「いまの自分よりも前に進もうとすることにこそ、価値がある」
という具合の言葉は自己啓発本に限らず、映画やドラマなどでもよく出てくる言葉ですし、
自分でも言葉の上では理解しているつもりなのですが、実生活レベルで実践できるかと言われたら、
とてもじゃないけど頷くことができません。
だけど、他者と競争する生活を送っていると、
「いつの間にか、他者全般のことを、ひいては世界のことを『敵』だと見なすようになる」
という言葉を見て、恐ろしいと思うと同時に、思い当たるふしがありすぎてドキリとしてしまいました。

『人々はわたしの仲間なのだ』と実感できるようになるにはどうすればよいのか。
他者を『敵』と見なさないで『仲間』だと思える『勇気』がどこから湧いて出てくるのか、
それがこの本にはしっかりと書いてあったと思います。

「人は、自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる」

「いったいどうすれば、自分には価値があると思えるようになるのか?」

「人は『わたしは共同体にとって有益なのだ』と思えたときにこそ、自らの価値を実感できる」

「他者から『よい』と評価されるのではなく、自らの主観によって『わたしは他者に貢献できている』と思えること」

「他者を仲間だと見なすためには、自己受容と他者信頼の両方が必要になる」

これらのことを丁寧に語ってくれているので、自分で手にとって読んでみることをオススメします。

人生とは連続する刹那。エネルゲイア的な人生。
「いまなしつつある」ことが、そのまま「なしてしまった」ことであるように生きる。
過程そのものを、結果と見なすように生きる。

過去や未来をうすらぼんやりとした光で照らすのではなく、
「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てて、過去も未来も見えなくなるような
生き方をしていこうと強く思えました。
目的地に向かう道中もすべての瞬間が「旅」である。

「行動レベル」と「存在レベル」の話もすごく興味深かったです。

この本を読んで「自分を変えることができるのは、自分しかいない」ということを改めて痛感させられました。
「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」
「本人の意向を無視して『変わること』を強要したところで、あとで強烈な反動がやってくるだけ」
本を読むという行為は受動的であって能動的な行為でもあるように思えるので、
受動的な強要感を、能動的な任意感が打ち消してくれているような感覚になり、
人から何かを学ぶツールとして本当に優れているなと思いました。
特にこの本からはそれを強く感じ、すんなりと内容が自分の中に入っていくのがわかりました。
 
 
 
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